イスラム研究室
東京工業大学 工学院 情報通信系
本研究室は2024年4月に発足した新しい研究室です. 集積回路を中心に,回路とシステムの新しい方式の研究をテーマとしています. とくに,サーバー空間と物理空間の架け橋を
- より高速に
- より安全に
- より低消費エネルギーで
実現することを目標に次世代の情報変換と情報処理のハードウェア基盤を調査していきます. 例えば,アナログの自然界から必要な情報を低消費エネルギーでディジタルに変換する回路, 安全性を高めるための真の乱数生成回路,機械学習処理の高速化のための新たなアナログコンピューティング方式などです. 社会発展を持続させるには,情報の変換,伝搬と処理をこれまでの1,000倍以上エネルギー効率で実現することが求められています. この大幅なエネルギー効率の改善は従来技術の延長で当然実現不可能である. そこで,物理とハードウェアとソフトウェアの複数の層を跨ぐ発想が重要となります. 本研究室は情報処理系の中で物理と最先端技術技術に触れることができる数少ない研究室です. 従来のアナログ回路設計において,少数の素子を接続して回路パラメータを適切にチューニングすることがほとんどでした. しかし,最先端の半導体チップに搭載するアナログ回路は,アナログとディジタルの両方を駆使してシステムとして設計するが求められています. システムとして設計することで,これまで実現できなかった機能が実現可能になります. プログラミングが好きで物理にも興味がある人や, 自由な発想のもとでいろいろなことに調整したい人はぜひ研究室訪問に来てください. 一緒に楽しい研究室を作ってくれる人をお待ちしています.
お知らせ
Jan 21, 2025 | オンチップDC/DCコンバータに関する研究成果をASP-DACのUniversity Design Contestに発表しました. |
---|---|
Oct 04, 2024 | 新しいメンバーが加わりました. |
Sep 28, 2024 | 菊田さんはVDECデザインアワードの奨励賞を受賞しました. おめでとうございます! |
Apr 09, 2024 | イスラム研究室の旅が始まりました. |